Q1.定期検診では何をするの?
主に虫歯・歯周病のチェックや、歯肉のケアをメインとした、お口全体のケアを行います。歯のチェックはもちろんですが、舌や頬の内側など、お口の粘膜も異常がないか確認します。
また、レントゲン写真を撮ることで、埋まっている親知らずや、顎関節なども見ることが出来ます。
Q2.歯が痛くなってから行くのはだめなの?
歯が痛くなってからだと、治療期間・回数・また費用も増える傾向にあるのでオススメしません。
例えば、小さい虫歯をつめて治療した場合、1・2回で完結し、費用も保険診療だと数千円です。しかし、歯が痛くなる場合の多くは、神経を取らなくてはならない、あるいは歯を抜いてそこに何か入れる必要がある、という場合が多いです。そうなってしまうと、少なくとも3回、長くかかると数ヶ月に治療が及ぶことがあります。費用も数千円ではおさまりません。
また、一度治療をした歯は、再治療が必要になることが多いのも事実です。それを加味すると、治療を繰り返す費用よりも、定期検診でかかる費用の方が、結果的に少ないのでは、と考えられます。
Q3.歯磨き指導はしてもらった方が良い?
ほとんどの方が必要だと考えます。磨くのが上手な方でも、苦手な箇所はありますし、自分ではなかなかケアできない箇所がある場合もあります。
歯磨き指導は、歯肉の状態だけではなく、その方の性格や生活環境など様々なことを考えて行なっておりますので、基本的な考え方は一緒でも、一人一人に行う指導は異なってきます。
また、使用する道具も大切になってきます。歯ブラシだけでなく、デンタルフロス、歯間ブラシなどが必要な場合も多いです。歯科検診の際に今お使いのものを持ってきて頂いてもいいですし、おすすめのツールをご案内することも可能ですので、ぜひお問い合わせ下さい。
いかがでしたでしょうか。
歯の健康は心臓病・糖尿病など全身疾患と関わりがあります(詳しくは2019年10月のブログ『慢性炎症である歯周病の全身への影響』をご覧下さい)ので、気になることがない方、しばらく歯科に行ってないという方も是非歯科検診にいらして下さい!