2022/01/17
こんにちは、理事長の今井です。皆様いかがお過ごしでしょうか?当法人は2021年も新型コロナウイルスに翻弄された1年間でした。それでも、沢山の患者様にご来院していただき、口腔の健康を守るための従業員全員で精一杯診療させていただきました。これからも、歯の健康の大切さを多くの人にご理解いただけるよう日々の診療を頑張っていきたいと思います。
今回は、マウスピース矯正について少しご説明していきたいと思います。当院では、インビザラインという製品名のマウスピース矯正を行っています。インビザラインは世界でダントツのシェアを誇り歴史も古く現在一番信頼のおけるマウスピース矯正のシステムです。多くの特許を取得からなるテクノロジーが組み込まれ全世界で800万人以上の人々が施術を受けています。
歯並びを治すメリットは、見た目の美しさだけではありません。左右の噛み合わせが均等になり、下顎を理想的な位置に誘導することで様々なメリットが享受されるかもしれません。虫歯や歯周病、口臭の予防効果や、顎関節症、頭痛や肩こりを解消する効果も期待で来ます。左右の表情を作る筋肉のバランスが良くなって血行が改善し、お顔のシワやしみ、たるみなども目立たなくなる場合もあります。また、下顎の位置が後方に変移しているのが前方へ改善されると、気道が広がり、いびきや睡眠時無呼吸症候がある方は症状が改善傾向になります。歯並び以外に、これらの悩みのある方も検討する価値はあるかもしれません。
以下によくある質問をご紹介します。
Q 、マウスピース矯正で本当に歯が動くの?
はい、動きます。矯正の専門医の先生もほぼマウスピース矯正で対応しているケースも多くなっているようです。しかし困難な症例によっては従来通りワイヤーを併用して行うケースもあるので100パーセントという訳にはいきませんが、近年は非常に高い割合でマウスピース矯正で歯並びを治すことが可能になってきました。
Q、期間はどれくらいかかるの?
簡単な症例であれば半年くらいで終わる場合もありますが、難症例は2年くらいかかる場合もあります。通院する頻度としては、最初は1ヶ月に1回くらいですが、慣れてくると2、3ヶ月に1回くらいになります
Q、治療中は痛くないの?
マウスピース矯正では1週間に約0.2ミリ歯を動かすのでワイヤー矯正に比べると痛みは少ないです。しかし、新しいマウスピースに変えて最初の1〜2日は痛みが強い場合もあるのでマウスピース取り外しを慎重にゆっくり行うなど注意が必要な場合もあります。
Q、マウスピース矯正中は発音や飲食はどうなりますか?
発音は2、3週間で慣れてくる方がほとんどです。食事する時はマウスピースを取り外し、無くさないように専用のケースに入れて保存しておきます。
医療法人社団博愛会の歯科医院ではインビザラインのマウスピース矯正の無料シュミレーションを行っています、興味のある方はご相談ください。
2022/01/12
こんにちは、アイビー歯科・平岸駅前こまち歯科、両方にいます久恒です。
今回は口臭についてお話ししていきます。
口臭は大きく分けて生理的口臭、病的口臭、心理的口臭、あとは飲食物などによる口臭があります。
生理的口臭とは起床時、空腹時、緊張時に強く感じるもので、歯磨きや舌磨き、または水分を摂取することで改善するため、治療の必要がないとされているものです。
今回は病的口臭について詳しく説明していきます。
<病的口臭の原因>
1. 舌苔(ぜったい)
舌苔とは、舌の表面に付着している白っぽいもののことを指し、細菌の固まりでできています。
これは舌ブラシで除去することができます。
2. 歯垢(しこう)、歯石
歯垢(プラークとも言います)は歯の表面に付着した堆積物です。最初は柔らかいですが、時間がたつと固くなり、歯石となります。
どちらも口臭の原因となりますが、歯石を歯ブラシで落とすことは難しいため、歯科医院でのケアをお勧めします。
また、歯石がつくことにより歯周病が進行し、歯ぐきから出血したり、膿がでてきたりすることで口臭も強くなる傾向があります。
3. 虫歯、不良な被せ物
虫歯が進行してしまうと口臭の原因となります。
穴の中に食べかすや細菌が入ることでさらに悪化します。
虫歯は初期のもの以外は一度なってしまうとなくなることはありません。歯科医院で適切な治療を受けましょう。
また、歯に被せた冠が古くなり、穴があいたり隙間ができることで汚れがたまりやすくなるため、虫歯や歯周病の原因となり、結果的に口臭の原因となっていることがあります。
4. 唾液の減少
唾液が少なくなると虫歯や歯周病になりやすくなったり、乾燥することにより、口臭の増加が認められます。
5. 口腔ガン、鼻やのどの病気、呼吸器・消化器系の病気
これらが口臭の原因となることがあります。
上記の中でも、1〜4まではお口の環境によるもので、口臭の原因もどれか一つ、というよりも複数当てはまることが多いです。
マスク生活が続き、お口の匂いが気になるという方は歯科医院の受診をおすすめします!!
2021/11/06
こんにちは。常勤ドクターの船戸です。
根の治療、僕らの業界では「歯内療法」と言いますが、この分野には三種の神器と呼ばれる機器があります。今回はそれらを紹介していきます。
1. 歯科用CBCT(コーンビームCT)
CTは病院にもある機器なので、聞いたことある方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。歯科用CBCTとは、歯科に特化した、歯科治療のためのCTです。医科用CTとの大きな違いは、①高精細である。②被曝量が少ない。という点です。高精細なので「根が曲がっているかどうか」「見つかっていない根がないかどうか」など歯の細かい構造を見ることができ、より正確な治療をすることが可能です。当法人でも導入しており歯内療法だけでなく、インプラント治療や難しい親知らずの抜歯を安全に行う上でもかなり貢献している機器です。
2. Ni-Tiロータリーファイル
歯内療法においてファイルとは、根の中を清掃するための切削器具のことです。下の写真左が一般的なファイルで、先端のねじねじした部分は刃になっており、ここで根の中の汚染されたところを取り除いていきます。一般的なファイルがステンレスで出来ているのに対し、Ni-Tiファイルは名前の通りニッケルとチタンで出来ており、ステンレスと比べて柔軟な物質であるのが特徴です。この柔軟さにより、根が曲がっている歯でも正確に治療を行うことができます。こちらの機器も当法人では既に導入しております。
3. マイクロスコープ
マイクロスコープは歯科治療用の顕微鏡のことです。その主な特徴は、①2倍、3倍から何十倍にまで拡大して見ることが出来る。②明るい照明が付いているため、奥歯でもはっきり見ることが出来る。③スコープで見ているものを写真や動画として記録することが出来る。というようにかなり高機能なものとなっております。明るい視野で大きい像で歯を見ることが出来るため、通常の根の治療だけでなく、根の中の異物を除去したり、歯根端切除術という根の先を切り取る手術に用いたりなど、様々な場面で活躍する機器となっています。
当法人ではこの度、YOSHIDA社の「ネクストビジョン」というマイクロスコープを導入することとなりました!
通院してくださる患者さんに寄与出来ればと、これからもこのような新しい機器を導入していきます。ただ本当に大事なのは、定期的に歯科検診にお越しいただき、虫歯や歯周病にならないこと、なったとしても早期発見、早期治療することです。お口の中を「歯内療法を必要としない状態」にしていきましょう。
アイビー歯科クリニック、平岸駅前こまち歯科でお待ちしております。
2021/08/20
こんにちは。平岸駅前こまち歯科院長の西尾と申します。
今回は、虫歯治療の際に使う材料「コンポジットレジン(以下CR)」について説明します。
直訳すると、「Composite」=「合成」 「Resin」=「樹脂」→「合成樹脂」
となります。簡単に言うと、プラスチックとガラスの混合材料です。
CRの大きな特徴としては、強い光を当てるまでは柔らかいので、小さな隙間に流し込むことができます。従って、虫歯治療の際に削る範囲を必要最低限にすることができます。そして、1回の治療で治すことが可能です。
最近の材料の進化は素晴らしく、最近まで歯牙の色に合わせて様々な色のCRを準備する必要がありましたが、各社(ほとんど日本メーカー)から1色で日本人の様々な歯牙に対応する製品が発売されています。物性も素晴らしく、CR分野では日本は世界一と言われています。
では、CRが一番良いのか?と聞かれると、「No」です!
というのも、あくまでも混合材料なので、強度は金属やセラミック材料に比べると劣ります。また、歯の汚れであるプラークの付きやすさもセラミックに劣ります。
よく使われる説明として
「CRは最高級のプラスチックのお皿」
「セラミックは窯元が作るセラミックのお皿」
があります。とても的確に表現されています。
セラミックにも以下のようなデメリットがあります。
・厚みを確保するために削る量が多くなる(CRと比較して)
・型取りが必要になり1日で終わらない(セレック治療は1日で終わる)
などがあります。
以上、簡単に説明しましたが、それぞれの治療法にメリットデメリットがあります。
当法人では虫歯治療の前に「被せ物になるかもしれないし、詰め物で治せるかもしれない」と説明することが多々あります。それは、削ってみないと虫歯の範囲が分からず、虫歯を取り切った状態での主治医による判断になるからです。
当法人では定期的にドクターミーティングなどを行い常に知識のアップデートをしています。患者様にとって最良の結果になるように努めています。何か、分からないことなどありましたら、お気軽にご相談下さい。
2021/06/18
こんにちは。月1回矯正担当で勤務しております生野です。
今回は今現在大変な盛り上がりを見せているマウスピース矯正のことに関してご紹介します。
アイビー歯科クリニックでも「インビザライン」と「クリアコレクト」という名前のマウスピース矯正を取り扱っております。
「インビザライン」がほぼ独占状態のマウスピース矯正市場に「クリアコレクト」が追随しようと頑張っているといったところかと思います。
ただ、これだけではございません。
実はもっともっとたくさんあります。
列記してみます。
「シュアスマイル」
「スパーク」
「アソアライナー」
「キレイライン」
「Oh my teeth」
「マウスピース矯正ローコスト」
「Smile TRU」
「WE SMIL」
「クリアライン」
「スターアライン」
「DPEARL」
どれも検索してみると素敵なホームページで、なんかとても良さそうに見えてしまいます、笑。
どれが一番いいのかは矯正専門で治療をしている私にもわかりません。
ですので患者さんはもっとわからないと思います。
「Oh my teeth」は一度の来院でいい!
というまさにコロナ禍にふさわしい宣伝文句が謳われています。
ただ、基本的にはどれも「インビザライン」より安いのを売りにしていますね。
後発品なので当たり前と言えば当たり前ですが。
「マウスピース矯正ローコスト」なんてそのまんまですね、笑
どのメーカーが良いのか悩んでも意味はありません。
どの先生が正しい診断をしてくれるかを見極めるのが大事です。
それも難しいのですが…。
以上、最近盛り上がりを見せている「マウスピース矯正」のお話でした。
**************************************
矯正歯科egao
060-0007
札幌市中央区北7条西15丁目28-11
中央カクマンビル2F
TEL 011-616-1919
FAX 011-616-1938
***************************************