医療法人社団博愛会ドクターブログ

 

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札幌市豊平区の歯医者、医療法人社団博愛会のドクターによるブログです

口腔外科指導医について!!

口腔外科指導医について
博愛会理事長の今井崇博です!!
当博愛会グループでは、私と北海道大学歯学部29期で同期であり、学生時代に苦楽(笑)をともにしたO先生が北海道大学病院から口腔外科・口腔内科診療できてくれております。
O先生は、北海道大学病院では顎変型症の診断・手術や口腔内科がご専門で、さらには日本口腔外科学会認定の口腔外科指導医でもあります。
当博愛会グループで口腔外科疾患の診断、手術を担当していただいております。特にO先生のおやしらず(埋伏智歯)の抜歯や口腔外科手術は安全、かつ早く、痛くない!!と患者様にとても好評を得ており、我々常勤ドクターやスタッフにとりましてもとても頼りになる存在です!!
そこで今回は日本口腔外科学会認定の口腔外科指導医の要件についてお話したいと思います。日本口腔外科学会では口腔外科認定医(3年以上継続在籍)⇒口腔外科専門医(6年以上継続在籍)⇒口腔外科指導医(12年以上継続在籍)険しい精進の道があるようです。
とても大変そうですね!!
また口腔外科指導医は、若手口腔外科医の診療・研究活動を指導するに相応しいと認定された者に対し付与される資格です。その申請資格としては、初期臨床研修を修了後12年以上、口腔外科専門医取得後3年以上の研修期間を経て、口腔外科に係わる豊富な診療経験と学術的活動の実績が要求されます。
口腔外科指導医の資格は、申請書類審査と手術実地審査・面接の2段階を経て認定されますが、指導者としての良識ある人格を兼ね備えていることも審査されます。また、指導医の資格も、一定の指導実績を前提として5年ごとに更新する義務があります。
口腔外科専門医取得した後に、さらに全身麻酔下での難しい手術を最低60例以上執刀したり、たくさんの論文を書いたりする必要があるようです。
さらに審査員の偉い口腔外科の先生が2人きて、全身麻酔下での難しい手術の実地試験もあります。とても大変そうですね(T-T)。
今後も、博愛会グループドクター一同、北海道大学病院の口腔外科指導医の先生と連携して、安全で安心な歯科治療を提供していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

レジの椅子 それって読まされている?

こんにちは、歯科医師の福田です。

数週間前「レジに椅子を導入」という記事が目にとまりました。
座ってレジを打つことで身体的にも精神的にも楽になるという内容でした。
数日経って、今度はレジに椅子が導入されずらい理由の記事をクリックしました
会社側が、座ったまま対応するのはお客様に失礼になるので導入はしないという事でした。
また、何日か経って、立つ必要がない時間には座れる環境にすることを国は義務付けいると書かれたものをクリックして読みました。
更に日にちが経ち、またまたレジの椅子に関する記事が………

なぜ同じような記事が?
これって読まされている?

ネットショッピングの後、類似商品が提示されるのと同じことと認識しました。
 
自分で選択していると思っていても、それは第三者の選択なのかもと恐さを感じるとともに、もっと意識的に選択しなければと反省する出来事でした。

 
 

学校検診について

こんにちは、歯科医師の原田です。
もう5月に入ってしまいました、1年はあっという間ですね。

この時期よく学校検診で小学生から高校生までお口の中を診させていただいています。健康診断の結果でCOや要注意乳歯、歯列についてチェックがついたことはありますか?こちらの項目にチェックがついていれば一度歯医者さんで見てもらいたいと思っています。
COはご存じの方が多いかもしれませんが虫歯のなりかけです。ですが虫歯の進み具合は人によるので虫歯のなりかけでもあっという間に大きな虫歯になってしまうかたや時間がたってもそこまで進まないかたもいます。なのでCOだと思っても油断せずに歯医者さんで一度見てもらってくださいね。
要注意乳歯ですが乳歯の隣から永久歯が生えてきている場合、大きくなっても抜けずに残っている場合、抜けた乳歯のかけらが残ってる場合にチェックをつけさせてもらっています。
歯列の項目ですが、子どもの場合顎の成長もあるので一概にすぐ治療するわけではないのですが下顎前突(受け口)や上顎前突、開咬、叢生の可能性がある場合チェックをつけさせてもらっています。
一見わかりづらいと思いますがわかりやすくなって歯科受診の目安になればと思います。

こんにちは生野です🌸

こんにちは。
矯正担当の生野です。
受験や合格発表を終えて、この春から新生活の始まりという方も多いのではないでしょうか?
そんな季節にちなんで今回は私たち医療従事者の「国家試験合格発表」に関してのお話です。
毎年3月に1〜2月に行われたそれぞれの資格の国家試験の合格発表が行われます。
今年の合格者数と合格率は以下通りでした。(歯科衛生士、歯科技工士の合格発表はまだだったので昨年の結果です)
医師 9,547人  92.4%
歯科医師 2,060人 66.1%
保健師 7,456人 95.7%
助産師 2,125人  98.8%
看護師 55,557人 87.8%
放射線技師 2,834人 79.5%
臨床検査技師 3,800人 76.8%
理学療法士 11,266人 89.2%
作業療法士 4,822人 84.1%
視能訓練士 929人 95.2%
薬剤師 9,296人 68.4%
歯科衛生士 6950人 93.0%
歯科技工士 820人 90.7%
合格者数について少し考えてみました。
2023年の日本の出生数は75万人という驚きのニュースが最近ありましたが20~30年前の出生数を仮に100万人とすると
約100人に1人が医師になって一番多い看護師には約20人に1人がなるという計算になりそうです。
意外と多く感じませんか?
女性に限ると10人に1人程度がなるという計算になるのでしょうか??
私たち歯科の領域では
歯科医師は約500人に1人
歯科衛生士は約150人に1人
歯科技工士は約1000人に1人
歯科技工士さんはかなり貴重な存在なのですね。
次に合格率ですが、歯科医師国家試験の合格率 66.1%
他と比べて低いですね…(薬剤師さんも低い合格率)
3人に2人しか受かりません…
色々な試験に無事に合格された皆様おめでとうございました!

資格を活かして日本の医療に貢献していきましょう!
以上で今回の記事はおしまいです。

CPCでウイルス予防を!

こんにちは。平岸駅前こまち歯科院長の西尾です。
今日は、CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)が新型コロナウイルスに対する抑制効果が認められたことについてです。第5類に移行しましたが、まだまだ油断を許さない状況です。

・CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)とは?
歯磨剤だけでなく、洗口液などにも広く使用される安全な薬品で、口腔内の浮遊性細菌に対して強力な殺菌作用をもっています。

・今回発表された内容は?
高濃度のCPCで抗ウイルス効果は知られていましたが、市販の洗口液に含まれる濃度のCPCでも新型コロナウイルスに対して、抗ウイルス効果を示すことが発表されました。

当法人ではハビットプロという洗口液を採用しています。
歯科医院でしか購入できない洗口液です。歯周病予防はもちろん、新型コロナウイルスなどのウイルス性感染症予防にも有効です。また、歯周病になることで歯肉の免疫機能が低下し、感染症に罹りやすくなります。歯周病に罹っている方は、罹ってない方よりインフルエンザなどの感染症になりやすいという研究結果が発表されています。歯科医院での口腔ケアを定期的に行い、感染症対策をしてきましょう!最後になりますが、今回のCPCについて発表したのは私の母校である北海道大学歯学部の研究チームです。発表者の中には、同級生や先輩、恩師などの名前がありとても嬉しく
なりました。